IBS機能性腸症候群

過敏性腸症候群とは小腸や大腸に検査によって問題は見つからないが、下痢とや便秘をが続いたり、下痢と便秘を繰り返したり、腹部の不快な症状や再発性の腹痛に悩まされる症状です。

器質的な問題が見つからないので病院での検査では異常が見つかりません。

 

主に40代未満の方に発症することが多く、

原因としてはストレス、過剰な腸の働き、腸の知覚過敏、不規則な生活などが挙げられます。

オステオパシーは解剖や生理をもとに原因を考えていくので、IBSに対しオステオパシー的に考察すていくことができます。

 

腸管は自律神経活動によって腸管内にある平滑筋を使い(蠕動運動)活動させています。

平滑筋が様々な収縮を行なうことで、内容物などの移動、消化、吸収を行います。

 

・推進性収縮...内容物を腸内で移動させる

・逆推進性収縮...内容物を胃の方へ逆移動させる。液体の吸収に時間を与えるため結腸でよく見られる。

・非推進性収縮...腸の内容物を混合して、腸管内を隆起から隆起へと移動させる。

・大蠕動...通常1日に1、2回おこる収縮

・胃大腸反射...食後におこる集団での運動。ガストリンというホルモンによっておこる運動

 

過敏性腸症候群の方の特徴として、

空腹時の神経活動の電位は正常の方、IBSの方と共に同じである。

・正常な方は...食事後、活動電位は急に上昇し、約40分後にピークを迎え、直後に正常なレベルに戻る

      (これは正常な胃大腸反射と考えれれる)

・IBSの方は...食後の約40分後にピークの60%に達し、その後90分を過ぎてもピークを迎えない。

 

IBS患者の内臓環境の反応は、遅延的で長期にわたることがわかる。

この長期間にわたる腸の過剰収縮は、拡張に対する腸の閾値を低下させてしまうことにつながり、

そのため腸内の通常量のガスでさえ疼痛の原因となってしまいます。

通常、人は毎日約6〜8リットルのガスを生成します。

 

オステオパシーでは原因が存在すればその原因を除去し、

原因が不明確であれば、施術は症状に対して行なっていきます。

 

[食事療法]

食事療法として、食物繊維の多い食物を釣ることで、症状の50%が改善されるとの報告がある。

ただし、急に大量の食物繊維を取るのではなく、徐々に線維質の量を増やしていく必要がある。

 

[施術]

◎交感神経と副交感神経のバランスを整える

◎腸管内のリンパと静脈の鬱滞を軽減する

◎体性内臓反射による神経促通反射を果たす、関節の機能障害を取り除く

 

・交感神経を抑制する  リブレイジング

 

・副交感神経に影響を及ぼす施術

骨盤内臓神経として、仙髄第2〜4に起始する神経の調整のため、

仙腸関節、仙骨の捻転、寛骨前方、後方の機能障害を取り除く、これは骨盤内臓神経として、左半分の大腸(下行結腸)とS状結腸、直腸を神経支配している。これより上部の内臓器官は迷走神経により支配されている。

 

・迷走神経の調整

後頭環椎(OA)、環軸関節(AA)、C2と後頭下の減圧

OA,AA,C2,頭蓋とラムダ縫合、頸静脈孔と後頭乳突縫合の機能障害は迷走神経に影響を与える。

 

これらの調整により、症状を緩和させ経過を観察していくことがオステオパシー施術により可能であると考えています。